JVCケンウッドは6月27日、ローフォルムのコンパクトHi-Fiコンポーネントシステム「M-EA3」を発表した。発売は7月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は28,000円前後。
ワンボックスタイプのBluetoothスピーカーは、利便性は高いが、音質的には左右独立したスピーカーボックスを持つシステムに及ばない場合が多い。しかし、フルサイズのコンポとまではいかなくても、「オーディオ機器然とした」デザインのオーディオシステムの多くは、インテリアとの調和性は低い。
今回発表されたM-EA3は、設置した際に圧迫感が少ないローフォルムデザインを採用したコンポーネントシステム。CDプレーヤー、FM/AMチューナー、アンプをワンボディに収めた本体部分のサイズは、W256×D196×H75mmだ。カラーはインテリアに合わせやすいレッド、ホワイト、ブラウンの3色が採用されている。
Bluetooth機能とUSBポートも装備。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、A2DP、AVRCP、SPPプロファイルに対応している。USBポートは、iPod/iPhoneのデジタル接続に対応するほか、USBメモリなど(FAT16/32)に保存されたMP3/WMA形式のファイル再生が可能だ。さらに、録音機能も搭載。録音フォーマットはMP3形式でビットレートは固定だが、一般的な128kbpsではなく、より高音質な192kbpsとなっている。なお、録音ソースがCDの場合、倍速での録音にも対応している。
実用最大出力は15W×2(JEITA 8Ω)。スピーカーは、φ6cmフルレンジユニットを使用したバスレフ型で、サイズはW85×D171×H175mm、重量は1kgだ。なお、本体部の重量も1kgとなっている。