米Appleが日本サムスンなどに対して、1億円の損害賠償を求めていた訴訟で、東京地方裁判所はサムスン側の特許権侵害を認める中間判決を出した。

今回の訴訟は、iOSの「バウンスバック」と呼ばれる技術が争点となっていた。賠償額については、今後、審理が継続されることになっている。Appleは同技術に関する特許を国内で2008年に出願していた。本件については、米国での訴訟においても、Apple側の特許を侵害していると認定されている。

Appleとサムスンに関しては、2011年4月にAppleが、サムスンのAndroidスマートフォンとタブレットがiPhone、iPadを露骨に真似しているとして、特許権や商標権などの侵害で米カリフォルニア州北地区サンノゼ連邦地裁に提訴。その後、各国でAppleがサムスンを提訴している。