台湾HTCは6月19日(現地時間)、中華電信と共同で開催したプレスイベントにおいて、新型Androidスマートフォン「HTC Butterfly s」を正式に発表した。台湾では7月に発売される予定である。
HTC Butterfly sは、日本でも販売された「HTC J Butterfly」(グローバル版はHTC Batterfly)の後継機となる。5.0インチのフルHDディスプレイを搭載するなど前モデルを継承したデザインながらも、フロントデュアルスピーカーやUltraPixelカメラを搭載するなど、同じく同社のAndroidスマートフォンである「HTC One」で導入された技術が随所に取り入れられている。
主な仕様としては、プロセッサに1.9GHz・クアッドコアの「Snapdragon 600」を採用。RAMは2GB、内蔵ストレージは16GB。このほか、外部ストレージとしてmicroSDカードが利用可能。搭載OSはAndroid 4.2(Jelly Bean)。
このほか、約400万画素(リア)/約210万画素(フロント)カメラ、ステレオスピーカー(HTC BoomSound)を搭載。ユーザーインタフェースは「HTC Sense 5」を採用する。対応ネットワークはWCDMA(850/900/1900/2100MHz)、GSM(850/900/1800/1900MHz)。Wi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0もサポート。
寸法・重量は144.5×70.5×10.6mm・160gで、バッテリー容量は3200mAh。このように基本スペックも前モデルに比べ大幅に向上している。本体のカラーバリエーションはグレー、ホワイト、レッドの3色。販売価格は2万2900台湾ドル(約7万3,000円)となっている。
HTC J Batterflyの後継機種としてKDDIから発売されるかは、現時点では未定。前端末が好評だっただけに、日本向けモデルの発売を期待したい。