DiMaria氏は、このEye-Fiカード01の機能を参考にしてEye-Fi Mobiを商品化したとしており、アカウント登録不要、ダイレクトモードのみといった仕様にしてグローバルで展開する考えだ。なお、スマートフォン・タブレットのEye-Fiアプリ経由でアカウント登録し、撮影画像をサーバー経由でPCなどに転送することは、従来通り可能となっている。

従来の無線LAN内蔵カードでは、画像転送までの手順が多かった(左)が、Eye-Fi Mobiではすぐに転送できるようになる

Eye-Fiの新CEOであるMatt DiMaria氏(左)。右はアイファイジャパンの田中大祐代表取締役

Eye-Fiは、日米欧などの国の無線LAN内蔵SDカード市場でシェア75%を達成している。すでに「数十万枚」(DiMaria氏)のカードを販売したが、Eye-Fi Mobiによって「従来の倍以上の売上、販売枚数を想定している」という。なお、Eye-Fi Mobiは、既存の「Eye-Fi Connect X2 4GB」「Eye-Fi Mobile X2 8GB」「Eye-Fi Pro X2 8GB」を置き換えることになり、ラインナップは「Eye-Fi Mobi 8GB」「Eye-Fi Mobi 16GB」「Eye-Fi Pro X2 16GB」の3製品となる。Pro X2 16GBは、従来通りアクセスポイント経由の転送や位置情報の記録などの機能にも対応する。

Eye-Fi MobiとEye-Fi Pro X2 16GBのスペック比較