バイドゥは6月13日、同社が提供するAndroid OS向けの日本語入力アプリケーションの最新版「Simeji6.1」を公開した。Google playストアから無料でダウンロードできる。バージョン1.6以上のAndroidスマートフォン/タブレットで利用可能。

Simejiは、フリックやポケットベル方式の入力が利用できる日本語キーボードを搭載したアプリ。フリック入力やポケットベル入力のような入力方法に加え、音声入力やハードウェアキーボードが利用できるほか、絵文字や顔文字の辞書を搭載する点が特徴。他のアプリと連携することで機能を拡張できる「マッシュルーム機能」も搭載する。

今回提供を開始した最新版ではクラウド変換エンジンを強化し、変換可能な新語・流行語数が前バージョン比で22%増となる226万語に拡充。さらに、クラウド検索の結果を上位に表示するよう仕様を変更した。加えて、新たに入力訂正機能を追加。同機能を利用することで、「おまう→思う」「あかまして→あけまして」といったように、若干のタイプミスを修正する必要なく、効率的な文字入力が可能となるという。

このほか、トグル入力利用時のインタフェースを改善。次の文字入力までの時間を約0.5秒長くすることで、タイプミス防止するよう配慮したほか、より早く入力したいユーザー向けにカーソルを次に進める「右矢印機能」を追加した。

トグル入力利用時のUIを改善

また、初回起動時のキーボード設定項目を日英のキーボードをそれぞれ4種類(フリック/ケイタイ/フルキーボード/拡張フルキーボード)に変更。さらに、括弧記号を入力しやすくしたほか、英語テンキーモードでのフリック機能に対応。顔文字、記号、絵文字をカテゴリ分けし、履歴を各カテゴリの上位に表示するなどユーザービリティを改善した。

初回起動時のキーボード設定項目も刷新。好みのキーボードを選択しやすいようにした