JVCケンウッドは6月11日、コンパクトコンポーネントシステム「NX-SA55」を発表した。発売は6月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は30,000円前後。

カラーは全4色をラインナップ。写真は左がレッド、右がホワイト

円筒のタワー型デザインを採用するコンパクトサイズのコンポ。2012年6月に発表された「NX-SA5」「NX-SA3」では搭載されていなかったBluetooth接続機能を新たに採用する。

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円筒状の上部に4つのスピーカーが、また底面にはサブウーファーが搭載されており、コンパクトながら迫力ある音場を実現する。円周上に配置された4つのメインスピーカーを4つのアンプで駆動、信号処理する独自の音場システム「エンハンスモード」により、正面で聴けない場合でもステレオサウンドが楽しめる。

聴く位置に関係なくステレオサウンドを楽しめるエンハンスモード

メインスピーカーには、グラスファイバーを混合した素材を新たに採用。クリアな中高域を実現している。また、サブウーファーはマグネットの大型化が図られており、より豊かな低音の再生が可能となった。

Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、対応プロファイルはA2DP、AVRCP、SPP。Bluetooth接続に対応したスマートフォン、タブレット端末、PCなどからワイヤレスで音楽を再生できる。また、専用アプリ「JVC Audio Control BR1」を利用すれば、Android端末をリモコンとして使用できる。実行可能な操作は電源のオン・オフ、CD/USBデバイスからの音楽再生、音量調整など。

主な仕様は次の通り。スピーカーはメインスピーカーが5cmコーンスピーカー×4、サブウーファーが10cmコーンスピーカー×1、アンプ部の実用最大出力は5W×4+20W、Bluetooth以外の接続インタフェースはUSB×1基、AUDIO IN(ステレオミニ)×1系統、ヘッドホン出力(ステレオミニ)×1系統。CDプレーヤー部の再生可能ディスクは、音楽CD、CD-R/RW(CD-DA、MP3、WMA)、USB部の再生可能フォーマットはMP3、WMAとなっている。USBにはiPhone/iPodの接続も可能。そのほか、FM/AM両対応のラジオチューナーを備える。

サイズはW162×D162×H334mm、重量は約2.5kgとなっている。