今回紹介するのは、パイオニアが5月14日に発表したブルーレイディスク(BD)プレイヤー「BDP-160」だ。BDプレーヤーは、一義的にはBDを再生するための装置だ。しかしBDP-160は、光学メディアにとどまらず、ネットワークをはじめとしたさまざまなメディアの再生を特徴とする製品。PCやスマートフォンとのスムーズな連携も可能だ。

ブルーレイディスクプレイヤー「BDP-160」

パイオニアは、低価格で多機能なディスクプレーヤーを得意としており、これまでにもDVD時代の「DV-610AV」など、数多くののヒット作を送り出している。BDP-160は6月下旬発売で、価格はオープン。推定市場価格16,800円前後と、比較的手ごろな製品だ。

とにかく何でも再生できるプレーヤー

どのようなメディアの再生が可能なのか、一通りまとめてみよう。

まずは光学メディアだ。トレイ式のドライブメカが搭載されており、BD/DVD/CDの各メディアに対応している。光学メディアを入れた場合には、再生ボタンを押せばディスクの再生がスタートする。BDプレーヤーとしてはごく当然のことなので、この記事ではこれ以上は触れない。

当然、BD/DVD/CDメディアの再生は可能

続いては、USBデバイスだ。フロントパネルと背面パネルにそれぞれUSBポートを1基ずつ装備。USBホスト機能を搭載しており、USBデバイスに保存されている音楽や写真、映像の再生が可能だ。これもBDプレーヤーとしては比較的よく見られる機能だといってよいだろう。なお、USBポートは再生専用で、録音機能は搭載されていない。

フロントパネルに装備されたUSBポートに、音楽ファイルが保存されたUSBメモリを接続。最近では、USBからの再生機能を備えたディスクプレーヤーも増えてきている

最後がネットワークだ。BDP-160は有線LANと無線LANに対応しており、無線LANでは、Wi-Fi Directも使用することができる。搭載している機能はDLNA関連とWeb関連の機能に分けられるが、特にDLNA関連の機能は、現時点でのフル装備といっても過言ではないほど充実している。

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