米Googleは現地時間1日、メガネ型デバイス「Google Glass」について、強固なプライバシー保護が確立するまで、顔認証技術を使用しないと発表した。Google+公式ブログで明らかにした。

Goolge+公式ブログ上の説明

同ブログによると、顔認証技術について、多くの人は興味・関心がある一方で、懸念の声も挙げていると説明。これを受け、プライバシー保護が確立されていない現段階において、Google Glassの対応アプリ「Glassware」に顔認証技術使用のアプリを承認しないと表明した。

同社ではことし4月から、一部の開発者に向けにExplore版を提供したが、わずか数週間の間で、議論を巻き起こす存在となっている。米連邦議会議員が連名で現地5月16日にGoogleのラリー・ペイジCEO宛てに送った質問状も、プライバシーの保護について問う内容となっている。

一連の流れを受けて、Google+公式ブログでは、「わずか数週間で数多くのことをわれわれは学んだ。今後、数週間、数カ月先に、ソフトウェアを更新し、ポリシーを進化させていきたい」とまとめている。