Microsoftは、登山家であり映画「Everest」のディレクターでもあるBreashears(デイヴィッド・ブリーシャーズ)氏のエベレストへの足跡を再現したWebサイト「Everest: Rivers of Ice.」を公式ブログ「Exploring IE」で発表した。

Breashears氏は、エベレスト山頂を何度も達成している登山家であり、映画「Everest」のディレクター、「Seven Years in Tibet」のカメラマンなど数々の実績を持つ。「Everest: Rivers of Ice.」は、Breashears氏がエベレストの玄関口である"LUKLA"から登っていくドキュメンタリー。MicrosoftのIE10チーム、Microsoft ResearchやPixel Labの開発者たちとのパートナーシップのもと再現した。

高解像度の写真を使ったパノラマや映像を使ったコンテンツ、過去と現在の同じ場所の写真をスライダーで比較するコンテンツなど、エベレスト周辺をHTML5やCSS 3Dを駆使して表現している。パノラマはWindows 8上のIE10のようなタッチ環境では、指の操作ならではのスムーズな動きを実現し、公式ブログでは、同社のPointer Eventsが5月9日にW3Cの勧告候補にあがったことに触れ、このようなあたらしいWebの形はWeb標準化が不可欠であること、開発者たちがクロスブラウザでこのような動きを実現できるように、緊密な連携を図っていることも披露している。

「Everest: Rivers of Ice.」

エベレストへの入り口であるLUKLAから、山頂を目指せる

写真はパノラマ式。周囲を指やマウスでグルグル閲覧できる。写真の中にはコンテンツを表すマークも記されている

1952年当時と2007年当時の写真を重ねて、その変化を表現する仕組み。真ん中のバーは可変となっている