パイオニアは5月27日、ブルーレイディスク(BD)プレーヤー搭載5.1chサラウンドシステム「MCS-434」を発表した。発売は6月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は40,000円前後。

「MCS-434」

CD/DVD/BDの再生が可能なほか、HDMIやUSB接続で接続したゲーム機、レコーダー、外付けHDD、USBメモリ内のメディアファイルを再生できるマルチメディアプレーヤー機能を搭載する5.1chサラウンドシステム。ネットワーク接続やDLNAにも対応しており、ホームネットワーク内の機器から映像・音楽ファイルを再生したり、「YouTube」やインターネットラジオ「vTune」などのネットサービスコンテンツを視聴したりすることも可能だ。なお、Wi-Fi(無線LAN)接続で、iPhoneやiPad、iPad miniなどのスマートフォン、タブレット端末からメディアファイルを再生することもできる。Wi-Fi接続には専用アプリ「Pioneer ControlApp」のダウンロードが必要だ。

本製品のスピーカーは5.1ch対応システムとなっているが、パイオニアの独自技術「バーチャル3Dサウンド」により11.1chの仮想音場を楽しむことができる。迫力ある重低音を味わえる「Bass Boostモード」や、リアスピーカーをフロントに設置してもサラウンド環境を楽しめる「フロントサラウンドモード」を搭載。視聴するコンテンツやユーザーの好みに応じた使用が可能となっている。

主な仕様は次の通り。本体部の入力インタフェースはHDMI×4系統、光デジタル×1系統、アナログ音声×1系統、USB×2基、PORTABLE IN×1系統、出力インタフェースはHDMI×1系統で、定格出力(RMS30%パワー)は1,000W(フロント:170W×4、センター:170W、サブウーファー:170W)となっている。なお、本体にはFMチューナーも備えられている。

スピーカー部は、形式が密閉式ブックシェルフ型・フルレンジ6.6cm(コーン型)、フロントおよびサラウンドスピーカーの再生周波数帯域が120Hz~20kHz、センタースピーカーの再生周波数帯域が110Hz~20kHz、インピーダンスがいずれも4Ωとなっている。

サブウーファー部は、形式がバスレフ式フロア型・16cm(コーン型)、再生周波数帯域は40Hz~1.8kHz、インピーダンスが4Ωとなっている。

サイズは本体がW430×D349×H63mm、フロントおよびサラウンドスピーカーが各W95×D90×H80mm、センタースピーカーがW230×D90×H80mm、サブウーファーがW130.5×D375×H420mm、重量は本体が3.1kg、フロントおよびサラウンドスピーカーが各0.4kg、センタースピーカーが各0.7kg、サブウーファーが4.4kg。