バッファローは5月8日、DSD方式のオーディオファイルをDLNA配信可能なNAS(ネットワークHDD)を、米パケットビデオと共同で開発したと発表した。
DSD方式は、音声信号を1ビットデータの濃淡で表現し、CD以上の高音質再生が可能なもの。原音が空間を伝わる音波に近い形で記録・再現を行う。
現状、DSDファイルを再生する場合、HDDやUSBメモリに記録してこれらを接続したPCやAVアンプで再生するしかなく、DLNA仕様に準拠したネットワーク配信については、対応するNASやオーディオ機器はなかった。
バッファローとパケットビデオは今回の試作機で、DSDファイルとして一般的な2.8Mhz/5.6MHzのDSF/DFF(DSDIFF)ファイル配信を実現。バッファローからオーディオメーカー各社にこの試作機を検証用として提供し、相互接続について検証を行っていく予定だ。
詳細は現在のところ未定となっているが、今年中にDSD配信機能を搭載したNAS製品を投入する予定だという。