米Microsoftは4月18日 (現地時間)、同社の2013会計年度第3四半期(2013年1月-3月)決算を発表した。PC販売低迷の影響が見られるものの、サーバー&ツール部門の二桁の成長、Office 365、Xbox LIVE、Windows Azureなどサービス製品の伸びから増収増益を達成した。

3月期の売上高は204億9000万ドルで、前年同期の174億1000万ドルから18%増だった。GAAPベースの純利益は60億6000万ドル(前年同期比19%増)、希薄化後1株あたりの利益は0.72ドル(同20%増)。営業利益は76億1000万ドル(同19%増)だった。WindowsおよびOfficeのアップグレードプログラムの繰延収入やプリセール分、ゲームの繰延収入などを除いた非GAAPベースの数字だと、売上高が188億3000万ドル(同8%増)、営業利益は66億9000万ドル (同5%増)になる。

Windows部門は売上高が57億ドルで前年同期比23%増。ただし、非GAAPベースでは46億2000万ドルで前年同期から横ばいである。Office製品を手がけるビジネス部門は63億2000万ドルで同8%増。サーバー&ツール部門はSQL ServerとSystem Centerが安定した伸びを維持し、50億4000万ドルで同11%増だった。

ネット検索Bingなどを手がけるオンラインサービス部門は売上高8億3000万ドルで前年同期比18%増。検索あたりの収入が引き続き増加しており、オンライン広告収入が22%増だった。Xbox、Windows Phone、Skypeなどを持つエンターテインメント&デバイス部門は25億3000万ドル (前年同期比56%増)、非GAAPベースだと21億5000万ドル (同33%増)。Xbox LIVEのメンバー数が4600万人を突破した。

CEO (最高経営責任者)のSteve Ballmer氏は「クラウドサービスへの大胆な投資の成果が、Office 365、Windows Azure、Xbox LIVE、SkypeといったMicrosoftのサービスを採用する顧客の増加という形で現れ始めた」とコメントしている。

Microsoftはまた、CFO (最高財務責任者)のPeter Klein氏が同社の2013会計年度が終わる6月末に退任すると発表した。後任は数週間中に発表するという。