米衛星TVサービスのDish Networkが米Sprint Nextelの買収案を提示したことを受け、ソフトバンクは16日、Sprint Nextel買収に関するコメントを公表した。
ソフトバンクによると、同社がスプリントと合意している内容は、短期的かつ長期的にSprint株主に対して、より多くの利益を提供できるものであり、Dish Networkの提案は前提条件が非常に多く、準備段階の内容であるとしている。
さらに、ソフトバンクとSprintの取引は、すでに必要な承認を得られる段階にあり、これまでに合意している条件で2013年7月1に完了する見込みであるとコメントした。
Dish Networkは米国時間4月15日、Sprint Nextelに255億ドルの買収案を提示。173億ドルを現金で、残りの82億ドルを株式で買収する意向を発表した。ソフトバンクが2012年10月に発表した買収額は201億ドルとなっており、Dish Networkはソフトバンクを上回る買収額を提示した。