米Googleは4月4日 (現地時間)、同社のWebブラウザ「Chrome」の安定版がバージョン28で新レンダリングエンジン「Blink」に移行する見通しを明らかにした。これは開発者コミュニティからの質問にChromeチーム/Blinkチームの中心メンバーが答えた「Blink Questions Answered」の中でPaul Irish氏 (Chromeデベロッパアドボケート)が明らかにしたもの。

現在Chrome安定版のレンダリングエンジンにはWebKitが採用されているが、4月3日 (米国時間)にGoogleはChromeのベースとなっているオープンソースブラウザ「Chromium」のレンダリングエンジンにBlinkを採用すると発表した。BlinkはすでにChromeのCanaryビルドに組み込まれており、次のベータ版に採用するかは未定としながらも、Irish氏は安定版の移行がおよそ10週間後にリリースされるChrome 28になる見通しを示した (7日時点のChrome安定版はv26.0.1410.43)。