ニフティとコムニコ、ライフメディアの3社は、2013年4月に社会人になる学生を対象に実施したソーシャルメディア利用実態調査の結果を発表した。同調査は3社の共同によるもので、調査期間は2013年3月8日~3月11日、有効回答数は559人となっている。

発表によると、2013年度の新社会人が最も利用しているソーシャルメディアは「Twitter」で41.0%、次いで「LINE」31.5%、「Facebook」20.8%となっている。男女別でみると「LINE」は女性の方が利用率が高い。

最もよく利用しているソーシャルメディアを選んでください(発表資料より)

ソーシャルメディアの利用頻度については、82.3%の人が1日に1回以上利用すると回答。60.6%の人は「ソーシャルメディアは日常生活の一部」と感じている。また33.5%は、ソーシャルメディア上で知り合った人と実際に会ったことがあると答えている。

ソーシャルメディアをどのくらい利用していますか(発表資料より)

ソーシャルメディアは日常の一部だと思いますか / ソーシャルメディアで知り合った人と会ったことがありますか(発表資料より)

また自分の投稿内容に対する反応について、58.0%が「意識している」「やや意識している」と答えており、複数サービスを利用する場合、52.2%が「サービスによって書き込む内容が違う」と回答している。

投稿内容がソーシャルメディア上でどのような反応を受けるか意識していますか(発表資料より)

複数のサービスの使い方としてあてはまるものを選んでください(発表資料より)

「就職活動にソーシャルメディアを利用していた」と答えたのは全体の24.5%で、主な利用用途には「就職フェアなどの情報収集」や「企業から発信された採用情報の収集」、「友人・知人と就職活動の情報共有」が挙げられている。

利用用途をサービス別・男女別にみると、「Twitter」「Facebook」ともに、男性は「情報収集」に利用し、女性は男性に比べて「友人・知人との就職活動の情報共有」に利用する人が多いという傾向がある。

また全体の47.6%は、ソーシャルメディアというツールが就職活動に「とても活用できる」「やや活用できる」と回答している。

就職活動にソーシャルメディアを利用していましたか(発表資料より)

就職活動でソーシャルメディアをどのように利用していましたか(発表資料より)

就職活動でソーシャルメディアをどのように利用していましたか 男女別(発表資料より)

ソーシャルメディアは就職活動に活用できるツールだと思いますか(発表資料より)

入社後の利用に関しては、上司や先輩社員への自分からの友だち申請について、「積極的にしようと思う」と答えた人は6.1%にとどまり、「サービスによってはしようと思う」は35.1%、「可能な限りしようと思わない」は58.9%となっている。

一方、上司や先輩社員から友だち申請が届いた場合には「積極的に承認する」が28.8%、「サービスによってはしようと思う」が42.8%、「可能な限りやり過ごそうと思う」が28.4%という結果。

上司や先輩社員に関する友だち申請について(発表資料より)

「仕事上の人脈づくりや情報収集などでソーシャルメディアを活用したいか」という質問には、37.9%が「したいと思う」「ややしたいと思う」と答えている。

仕事上の人脈づくりや情報収集にソーシャルメディアを活用したいですか(発表資料より)