米ハイアット財団は、建築家の伊東豊雄が、「建築のノーベル賞」ともいわれる米プリツカー賞を受賞したと発表した。

宮城県・仙台市の「せんだいメディアテーク」 Photo by Nacasa & Partners Inc.

多摩美術大学 図書館(八王子キャンパス) Photo by Tomio Ohashi

同賞は1年にひとりの建築家を表彰するもので、同氏は丹下健三(1987年)、槇文彦(1993年)、安藤忠雄(1995年)、SANAA(妹島和世、西沢立衛)(2010年)に続く6人目の日本人受賞者となる。このたびの受賞理由としては、40年のキャリアを通じて優れた建築を世に送り出し、建築の可能性の拡大に挑戦したことが挙げられている。

なお、伊東豊雄は1941年 京城市(現・ソウル市)生まれ。日本国内の主な建築物は「せんだいメディアテーク」や「多摩美術大学 図書館(八王子キャンパス)」、「座・高円寺」など。2012年グッドデザイン金賞を受賞した東日本大震災復興支援プロジェクト「みんなの家」も手がけている。