今回の発表会でサムスンが推していたのは、スペックよりもソフト面、特に写真撮影に関する新機能だ。
- DUAL CAMERA
リアカメラとフロントカメラで同時に撮影し、フロントカメラで撮影した写真をフレーム合成することができる。これにより、記念撮影などで撮影者を入れた写真が手軽に撮れる
- DRAMA SHOT
4秒で100枚のスピード連写し、必要な写真を選んで合成できる
- Eraser
写真から要らない部分を指でこすって消すことができる
- Air View
指で画面に触れなくてもサムネイルの上でスワイプし写真をめくることができる
- SOUND & SHOT
静止画を撮影すると同時に数秒程度の音声を録音し、写真に記録することができる
- STORY ALBUM
写真を撮ると位置情報などから自動でアルバムを作成してくれる
もともと「Galaxy S III α」は連写機能に定評があり、8枚連写した中からベストショットを選べる「Best Photo」機能などが搭載されていた。「Galaxy S 4」ではそうしたカメラ機能のバリエーションをさらに増やしてきた印象だ。これまでもアプリを使えば似たようなことができなくもなかったが、標準で搭載されたのは大きい。
この他にも「Galaxy S 4」は前モデルにはなかった様々な新機能を搭載しており、世界9カ国の音声(日本語含む)を自動で翻訳する「S Translator」や複数の端末で音楽再生を同期する「Group Play」などがコミュニケーションをサポートしてくれる。
「Galaxy S 4」は前モデルから順当にスペックアップしつつ、大幅なサイズダウンと多彩な機能面でスマートフォンの新境地を切り開こうとする意欲的な端末と言えそうだ。