まずは、最大のポイントといえるフルHD解像度(1,920×1,080ドット)の液晶ディスプレイについてチェックしよう。視野角が広く、色の再現度も高いIPSパネルを使っていることもあり、文句無しに美しい。安い液晶パネルにありがちな、赤みや青みが強い、コントラストがキツくて色が飛び気味ということもなく、どの角度からも鮮やかな色で見られるのはIPSならでは。

表面が映り込みの強い光沢タイプとなっているのは、好みが分かれるところかもしれないが、驚異的な傷への強さで多数のスマートフォンやタブレットで採用されているCorning社の「Gorilla Glass」で保護されているのがポイント。薄型のノートPCでは、その薄さゆえに閉じて持ち運ぶ際、キーボードが液晶ディスプレイの表面を傷つけることもあるが、その心配は無用といえる。

広視野角のIPSパネルを採用

New XPS 13の大きな魅力と言えるのが「薄さ」だ。最薄部でわずかに6mm、最厚部でも18mmしかなく、出っ張りのないデザインなのでカバンにスムーズに出し入れできる。1.36kgと飛び抜けて軽いわけではないが、13.3型液晶のノートPCとしては十分に軽量だ。

さらに、液晶ディスプレイは額縁が狭いためボディ自体もコンパクト。「New XPS 13」は幅316mm、奥行き205mmなのに対し、同じ13.3型液晶を採用する同社の「Inspiron 13z」は幅332mm、奥行き230mm/重量1.73kgと、単純に数値だけを比べても、その小ささがハッキリとわかる。

左側面はUSB 3.0(PowerShare対応)、ヘッドフォン/マイク端子を用意

右側面にはMini DisplayPortとUSB 3.0。バッテリ残量を表示するスイッチも

この薄さ軽さを実現するため、インタフェースはUSB 3.0×2、Mini DisplayPort、ヘッドフォン/マイク端子と必要最小限となっている。左側面のUSB 3.0はOSを起動していない状態でも給電が可能なPowerShare仕様で、USB経由での充電に便利だ。通信機能はIEEE802.11a/b/g/nとBluetooth 3.0、標準装備はワイヤレスのみで有線LANは搭載していない。

インタフェースが最小限という一方で、隠れたポイントなのがスピーカーだ。左右1.5Wずつ、計3Wのステレオスピーカーを備えており、サラウンド技術である「Waves MaxxAudio」を搭載。モバイルノートとしては、なかなか迫力のある音を楽しめる。

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