ソニーは3月4日、自社が保有していたディー・エヌ・エーの株式を、野村證券に譲渡したことを発表した。

譲渡前、ソニーはディー・エヌ・エー株式17,722,500株・議決権177,225個(13.14%)を保有する大株主だった。本件譲渡により、2012年度第4四半期において約409億円の譲渡益が計上されるという。譲渡価額に関しては、3月5日の夕方に公表される予定だ。譲渡完了予定日は3月7日となっている。

ソニーでは2月7日の2012年度連結業績見通しにおいて、事業ポートフォリオの再編や資産の売却を計画している旨を公表しており、今回の譲渡もその計画に沿って行われている。

2013年2月7日に発表された2012年度通期の連結業績見通しについては、公表当初には200億円の当期純利益の計上が見込まれていたが、今回の譲渡やその他の要因の影響を含めて現在精査中としている。