米Googleが直営小売ストアを米国で展開する準備を進めている。今年の年末商戦までに大都市圏でフラッグシップ店をいくつかオープンさせようと計画しているという。9to5Googleが「非常に信頼できるソース」に確認した情報として報じ、関係者に取材したWall Street Journalなどが続いた。

Googleは現在、米国の家電小売りチェーンBest Buyと英国のPC WorldにChromeゾーンという店舗内ショップ (SIS)を設けてChromebookを販売している。Chrome SISは買い物客にChromebookを説明するためのスタッフを常駐させるのを主な目的とし、製品管理と販売はBest Buyなどの小売店が行う。Googleが計画している直営店は、Googleによる独立した小売店であり、販売目標も設けて活動し、来店者からのデータ収集なども行う。商品もChromebookだけではなく、Nexusファミリーのスマートフォンやタブレット、Googleブランドの小物、開発中のメガネ型のネット端末Google Glassなど幅広く扱うと9to5Googleは予想している。また、ロボットカーなど先進的な技術の研究に取り組むGoogle X Labのプロジェクトを紹介する場にもなると見ている。

2012年のGoogle I/OでGoogleはBest BuyのChromeゾーンを発表、今年は直営店を発表か