ユーザーディスカッションでは、Let'snoteで気に入っている点や今後の製品で期待したい点など、テーマに沿った意見交換が行われ、全体として頑丈で長時間駆動であることが、ビジネスで使いやすい点として挙がっていた。

Let'snoteのお気に入りポイント

第1部では、「CF-R1」をはじめ今まで5台のLet'snoteを購入したというヘビーユーザーの男性が登場。使用しているLet'snoteの満足度では80点を付け、Let'snoteの良さの1つに「例えば出張中の新幹線内で、Let'snoteであれば人の横幅にちょうど収まる。横長のPCでは使いにくい」とポイントを語った。

また、IT技術系の仕事をしているという男性は100点を付け、(修理サービス対象外となることを前提とした上で)「外装を開けた時に中の基盤のメンテナンス性が高い」ことをポイントとした意見もあった。

第1部に参加したユーザーの方々

第2部では自宅で仕事を行っているという女性が、「家の中でPCを持って移動するときにコードが邪魔で、時には子どもが足を引っかけてPCが落下してしまうこともあった。Let'snoteは長時間駆動なのでコードをつながなくてもいいので助かっている」と話した。最近の機種では電源OFF時でも、外部機器に給電が可能なUSBポートを備えているため、モバイルバッテリとしても持ち歩いているというユーザーもいた。

また、大学で研究を行っているという女性は、通常電圧版CPUを搭載したパフォーマンスの高さを評価。「研究で必要なシミュレーションソフトを使うときも普通のノートPCの場合は重いけど、Let'snoteならどんどん使っていける」とした。

このほか、「CF-AX2」でLet'snoteを使い始めたという男性は、「Let'snoteは高いというイメージがあったが、友人が買っているところを見たらそれほど高くなかった。仕事でコンサルティングをしているが、CF-AX2を鞄から出すと『それどこで買ったんですか?』と顧客が興味をしてしてくる。持っているだけでプレミアム感がある」と魅力を語った。

今後の希望は「GPSの搭載」

今後の製品への希望としては、GPSの搭載という意見が多かった。

他社製品と比較してという点では、ThinkPadユーザー男性からはキーボードを照らすライトを搭載してほしいという要望が寄せられた。また、他社製品と比べて液晶の視野角が狭いという指摘があった。

このほか、女性陣、特に従来モデルを使っているユーザーからは「もっとかわいく」などデザインに関するが要望が挙がった。ある女性は「カラー天板などもあるが、最初からカラーバリエーションを展開してほしい」という声もあった。

「両親にLet'snoteを買ってもらった」という学生ユーザーからは、低価格化への要望が挙げられていた。


「ユーザーの使い勝手に合ったLet'snoteを開発していく」 - 坂田氏

パナソニック AVCネットワークス社 ビジネスソリューション事業グループ ITプロダクツビジネスユニット テクノロジーセンター主幹技師の坂田厚志氏

イベントを終えて坂田氏は、「実際にLet'snoteを使っているユーザーの意見は非常に参考になり、今後の製品作りに活かせる部分もある」とコメント。

「キーボードの打ちやすさが高評価で嬉しい。また、使いやすいPCの横幅は、人の横幅まで、という意見は新発見で印象的。ただ、100点をもらえていない部分もあるので、頂いた意見を基に、使い勝手に合ったPCを開発していく」と語った。

また、井上氏は「スマートフォンやタブレットの影響でPCの立ち位置が揺らいでいる中、PCにこれだけ愛着を持っていただいているユーザーの方が多く、本当に感謝している。お話を聞くと『いつでも、どこでも』とこちらが思っている以上に肌身離さずLet'snoteを使ってもらっている」と話した。

「2013年 Let'snote ユーザーミーティング」画像ギャラリー(クリックで拡大します)