結局のところ「iPhone」は携帯電話だ。"スマートフォン"という性質上、メイン端末としてではなく、サブ端末として利用している人もいるだろう。だが、そうはいっても携帯電話は携帯電話なわけで、常用メイン端末として使っている人が大多数に違いない。
小生の担当もその一人。打ち合わせの度に、iPhoneを使っているハズなのに先日こんな依頼メールが来た。
曰く、「iPhoneの連絡先アプリって使い難くないですか? 何かいいアプリありませんかね?」だそうだ。
驚くべき事にこの担当、少なくとも「iPhone 3G」から使い続けている。つまり、何年も使っているわけである。2013年一発目の連絡がこれとは……、嘆かわしい。
というわけで、小生が普段常用している連絡先アプリを紹介したいと思う。担当よ、刮目せよッツ!
iPhoneの「連絡先」アプリに思うこと
ざっくりと"iPhone純正の連絡先アプリ"について考えてみたいと思う。まず、連絡先アプリとは、いわゆる"連絡帳"のことだ。人物名や建物・施設名、それらに付随する電話番号や住所、メールアドレスといった情報がまとめられている。まぁ、携帯電話でもっとも利用する機能の1つといえるだろう。
iPhoneに登録された電話番号などの情報は、「連絡先」アプリで管理されている |
「連絡先」をタップするとこんな感じ |
登録者名をタップすると、携帯番号やメールアドレス、住所などが閲覧できる。至ってシンプル |
新しくiPhoneを使うユーザーなら、連絡先アプリに連絡をとりたい相手の情報を入力していくわけだ。携帯電話をすでに利用していて、データの移行を行っている人であれば、それら情報が書き込まれているハズだ。
新規入力&移行した連絡先情報は、iPhoneの記録領域(ローカル)に保存され「連絡先」アプリをタップすることで表示できる。登録名は五十音順(+ABC順)で"一覧"表示され、再度タップするとその情報の詳細にアクセスできるという仕組みだ。なお、「電話」アプリの「連絡先」タブとも連動しており、「電話」から素早く情報を引き出せる。
と、ここまでが純正連絡先アプリの基本。特になんらかの連絡先アプリを使っていないならば、純正連絡先アプリで連絡先情報を管理していくことになる。
しかし、問題がある。登録件数が多くなれば多くなるほど目的の連絡先にたどり着きにくくなるのだ。おそらく、担当がいう"使い難い"というのはこのことだろう。登録した情報すべてが五十音順で並ぶのである。仮に"輪島(わじま)"という苗字なら、相当スクロールしないとたどり着けない。確かに面倒だ。もちろん、検索機能を使うというのもあるが、検索する手間も煩わしい。困ったもんである。
が、だ、そんな面倒を解決する手段が用意されている。その手段とは"グループ"としてまとめることだ。とはいえ、iPhone単体でグループを作成できないため、何らかの手段をとる必要がある。そこで、前置きが長くなったが、サードパーティ製の連絡先アプリの出番というわけだ。