DeNAは10日、都内で記者会見を行い新しいコーポレートロゴの発表と新サービスに関する説明を行った。会見では「comm」の近況説明のほか、ソーシャル音楽サービスへの参入も発表された。イメージキャラクターの吉高由里子さん、美輪明宏さんら登壇者がトークセッションを披露するひと幕もあった。

新コーポレートに込めた理念とは

記者会見の冒頭、ディー・エヌ・エー代表取締役社長の守安功氏が登壇し挨拶した。DeNAの新しいロゴにはDelight(喜び・楽しみ)とImpact the World(世界規模のインパクトを創出)のふたつの理念を込めたという。創業14年目となる今年、DeNAでは「国内のみならず、世界中のユーザーにも楽しんでもらえるようなサービスを展開していく」(守安氏)方針だ。

登壇する守安社長(写真左)。新しいコーポレートロゴには「今後のDeNAが目指すべきもの」を込めたという

日本でソーシャルゲーム市場を生み出したノウハウを活かし、世界中の人たちにDelightを届けていきたい、と語る守安氏。昨年11月にカナダ・フランス・スウェーデンなど22の国と地域でDeNA内製アプリが売り上げの第1位を獲得し、12月には米国におけるゲームの売り上げトップ3をMobageのゲームが独占した実績を紹介し、「すでに結果が出始めている」とアピールした。

全米におけるGoogle Playゲームアプリの売り上げトップ3をMobageのタイトルが独占した(2012年12月24日付)

昨年10月に開始した新しいサービス「comm」の近況についても報告があった。利用者は順調に増加しており、先月はアプリのダウンロード数が500万件を突破したという。今後は、国内だけでなく海外でも利用できるように、外国におけるプロモーション活動も積極的に行う予定とのこと。機能の追加についても適宜実施していく構えだ。

commアプリのダウンロード数は順調に推移している。機能の追加も積極的に行われる予定