シグマは8日、「SIGMA DP」シリーズの新ラインナップとして、50mm単焦点(35mm換算75mm相当)でF2.8のレンズ、APS-Cサイズで4,600万画素イメージセンサー「Foveon X3 Merrill」を搭載した高級コンパクトカメラ「SIGMA DP3 Merrill」を発表した。発売開始は2月の予定、オープンプライスで店頭予想価格は現時点では不明。

SIGMA DP3 Merrill

関連ニュース記事はこちら シグマ、4,600万画素センサー搭載の「DP1 Merrill」を9月14日に発売(2012年8月31日) シグマ、驚異の4,600万画素センサー搭載の「DP2 Merrill」を7月12日に発売(2012年6月29日)

イメージセンサー「Foveon X3 Merrill」は、サイズ23.5×15.7mmで有効画素数4,600万画素(4,800×3,200×3層)。RGB全色を3層で取り込むことで、ローパスフィルターを必要としないことが特徴となっており、立体的で臨場感のある画像表現に定評がある。また、50mmでF2.8のレンズは、最短撮影距離が22.6cm、最大倍率1:3とマクロ撮影にも十分に利用できる。

本製品の発売により「SIGMA DP」シリーズは、19mm(35mm換算28mm相当)でF2.8のレンズを搭載した「SIGMA DP1 Merrill」が広角域を、30mm(35mm換算45mm相当)でF2.8のレンズを搭載した「SIGMA DP2 Merrill」が標準域を、そして本製品が中望遠域やマクロ撮影をカバーするラインナップがそろったことになる。

本製品のおもな仕様を整理すると、撮像素子が有効画素数4,600万画素(4,800×3,200×3層)・APS-Cサイズ(23.5×15.7mm)Foveon X3 Merrillで、レンズが50mm単焦点(35mm換算75mm相当)、開放F値がF2.8、対応感度がISO100~ISO6400、シャッタースピードが1/2,000~30秒となっている。背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式。

記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードが利用可能で、記録形式は静止画がJPEGおよびRAW、動画の記録画素数は640×480ドット(30fps)。バッテリーは専用リチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約97枚。本体サイズはW121.5×D66.7×H80.6mm、重量は本体のみで約400gとなっている。