Windows 8に適したマザーボード選びのポイント

――2012年秋、Windows 8が発売されました。Windows 8はマザーボードビジネス何か影響を与えましたか。

リテールマザーボード市場に関しては、システムとして販売しているシステムビルダーとは温度差が異なると思います。マザーボード単体で売る場合、デスクトップPCがメインになります。

タッチ対応の新インターフェイスが特徴的なWindows 8

Windows 8の一番のセールスポイントであるタッチインターフェイスがそのままでは利用できない方が多く、もう少し時間が立たないとフィードバックが得られないでしょう。ただ、(タッチ対応の)オールインワンPC向けにThin Mini-ITXのようなものをIntelと共同でプロモートしていくといった方向性は考えています。

――GIGABYTEマザーボード製品における、Windows 8への対応状況はいかがでしょうか。

Windows 8が使えるか使えないか、と言えば、基本的に全ての製品で利用できます。ただ、いくつか線引きがあります。例えばSecure Bootは、UEFI BIOSを採用している製品でなければ対応できません。

あとは、システムビルダー向けでの出荷で言うと、WHQLへの対応という点がありますが、エンドユーザーにはあまり影響がありません。また、UEFI BIOSを搭載しているマザーボードでは、それ以前の製品と比べると起動のスピードが格段に短縮されています。

マザーボードビジネスの今後について

――次のIntelプロセッサは来年半ば、ということになり、まだ少々時間があると思います。それまでの間について、どのようなビジネスをお考えですか。

7シリーズの新製品という点では、いくつか出荷を予定しておりますし、現在も新製品が登場しています。また、H61のような6シリーズ製品も投入しています。

――製造プロセスの微細化にも関連すると思いますが、昨今、プロセッサ、チップセットの更新期間が従来の1年サイクルからより長期に伸びようとしているように感じます。そのような変化に対してどのように対応していくのでしょうか。

チップセットの供給期間が長くなるとしても、USB 3.0の時のように新しい機能、新しいインターフェイスが登場してくれば、既存製品に新機能を追加して、新製品として市場に投入することは十分に考えられます。

――次のチップセットまでの間、マーケティングとしては何か計画されていますか。

それは今探しているところです(笑)。まず、インテルの次世代プラットフォームが来年5月頃から6月頃には登場するのではないかと睨んでいます。これから約半年間ですね。今のところオーバークロックがホットワードでしょうか。

――Intel Z77+Ivy Bridgeが優れたパフォーマンスを示す中、Intel X79+Sandy Bridge-Eプラットフォームについてはどのようにお考えでしょうか。

Intel X79チップセットは、おそらく来年いっぱいはハイエンドセグメントのポジションに位置し続けると考えています。CPUは、現在Sandy Bridgeベースの製品ですが、来年、Ivy Bridgeベースへと変わります。おそらくQ3ではないでしょうか。

――AMDのプラットフォームについてはいかがでしょうか。

検討はしています。AM3+自体はこれからもまだ長く使われるプラットフォームと考えられますので。

日本のユーザーへ

Jackson Hsu氏:日本市場は、新製品、新しいものを受け入れる素養が非常に高いと感じています。例えば新製品を出す際に、一番最初に日本市場で受け入れられるかどうかという点が検討課題になります。そして、ご愛用いただいているファンの方々には是非ともフィードバックをいただきたいと思います。

Claude Liao氏:日本市場に関してはハイエンドで新しい製品などが受け入れられる市場と感じています。日本市場に受け入れられることは「お墨付き」のようなもので、他の市場に対しても受け入れられるという判断材料になります。また、日本のエンドユーザーは、製品の仕様などを自ら調べるような方が非常に多い。この点が他の市場のユーザーと顕著に異なる点と感じています。

わが社としては、今後もユーザーの皆様に安定してしっかり使える製品を供給していくことを目指します。それと同時に、新しい機能を積極的に採用し、安定性にプラスして機能でも魅力的な製品を展開して行きますので、期待してください。