ベンチマークの結果は?

続いて、XPS 12のベンチマーク結果をご覧いただこう。CPUはIvy Bridge世代のIntel Core i5-3317U(1.7GHz)、メモリは4GBでストレージが128GB mSATA SSD、グラフィックスがCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000、OSがWindows 8 64bit版だ。

Windowsエクスペリエンスインデックス

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 5.4
ゲーム用グラフィックス 6.4
プライマリハードディスク 8.1

Windows 8では各スコアの最高値が「9.9」へと変更されたことを考えると、グラフィックスの「5.4」というスコアは決して高いとはいえない。だが、モバイルPCとしては決して低い数値でもないので、日常的な作業では問題なく使えるだろう。

マシンの総合的な性能を計測する「PCMark7」と「PCMark Vantage」(64bit版)の結果は以下の通り。なお「PCMark Vantage」はWindows 8に正式対応していないため、一部の数値が計測不能となっている。

■ PCMark 7 ■ PCMark Vantage 64bit
PCMark score 4667 PCMark Score N/A
Lightweight score 3071 Memories Score 7192
Productivity score 2166 TV and Movies Score Failed
Creativity score 9105 Gaming Score 9057
Entertainment score 3329 Music Score 14801
Computation score 16703 Communications Score N/A
System storage score 5121 Productivity Score N/A
HDD Score 39298

結果はまずまずといったところで、実際に使っていてもストレスを感じる場面はなかった。

バッテリ駆動時間の計測には、BBench(海人氏作)を利用した。Windows 8の電源プランは「省電力」、液晶ディスプレイの明るさは「50%」に設定。無線LANで1分ごとにWebサイトにアクセスし、10秒ごとにキー入力を行う設定でテストしたところ、7時間24分という結果となった。カタログ値では約8時間となっているが、ネットを利用しながらの作業を想定したテストでこれだけ駆動すれば十分だろう。

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