ThinkPadブランド初のUltrabook「ThinkPad X1 Carbon」。13.3型クラスのボディに14型ディスプレイを搭載。天板に人工衛星にも使われるほど高強度のカーボン素材(CFRP:炭素繊維強化プラスチック)を採用し、ThinkPadらしさともいえるの高水準の堅牢性を確保している。
2012年はメーカー各社からさまざまな製品が登場したが、歴史ある「ThinkPad」ブランドのUltrabookとして、数あるUltrabookの中でもこれが「本命」として購入を考えている人も多いだろう。
そのThinkPad X1 Carbonを個人的にゲットしたので、短期間のレビューではなく、長期間のレビューとして何回かに記事を分けて、普段の仕事や生活の中での使い心地をお届けしたい。
入手したThinkPad X1 Carbonの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-3517U(1.7GHz/ターボ・ブースト時3.0GHz/2コア/4スレッド)、チップセットがMobile Intel QS77 Express、メモリがPC3-10600 4GB、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、ディスプレイは14型HD+TFT液晶(1,600×900ドット)。
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Intel Core i7-3317U(1.7GHz) | |
Intel QS77 Express | |
PC3-10600 4GB | |
128GB SSD | |
Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) | |
14型ワイドHD+ TFT液晶(1,600×900ドット) | |
IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0 | |
USB 3.0×1、USB 2.0×1(電源オフUSB充電機能付き)、Mini-Displayport、4in1メディアカードリーダー、マイク入力/ヘッドホン出力コンボジャック | |
720p | |
W331×D226×H8~18.8mm/約1.36kg | |
約7.8時間 | |
Windows 7 Professional SP1(64bit版) |
現在は8GBメモリモデルも選択可能
現在ではレノボ・ジャパンの直販サイトにおいて、Windows 8を標準で搭載したモデルが販売されている。もちろん、カスタマイズとしてWindows 7を選択することも可能なので、ビジネス利用などでまだまだWindows 7が必要な場合でも安心だ。ただ、初期導入OSを変更するとキーボードやそのほかのパーツが変更される場合もあるということなので、その点には注意したい。
また、カスタマイズという点では発売当初は用意されていなかった、8GBメモリを搭載したモデルも選択できるようになっている。ThinkPad X1 Carbonが登場した当時から8GBメモリ搭載を望む声も多かったので、よりハイパフォーマンスなモデルをほしいと思っていた人にとっても朗報だろう。
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