ソフトバンクは31日に都内で2013年3月期第2四半期の決算発表会を開催した。そのなかで、同社代表の孫正義氏は、通信の接続率について触れ、独自調査ベースで東京・名古屋・大阪において、接続率がNTTドコモを上回るデータを数多く収集できたことを明らかにした。

ソフトバンク孫正義代表

孫代表は会見上で、NTTドコモのAndroidスマートフォン、ソフトバンク版のiPhoneを用いて接続率調査を行ったところ、「この1、2カ月でNTTドコモの接続率を抜いたかもしれないというデータが続々と集まっている」と述べ、プラチナバンド対応の基地局建設を進めてきた効果をアピールした。

同氏はこの結果について「社内でも本当なのか、と疑いの目で見る経営幹部もいる。なので本当に抜いたのかどうか、正式に発表する前に深く正確に検証していきたい」(同)としつつも、「十分にプラチナバンド対応の基地局の建設が十分にできれば着実に接続率が上がるという確証を得た」とし、ネットワークの改善に努める姿勢を示した。

関連記事

【レポート】ソフトバンク孫社長がスマホ新機種発表会で"つながる""速い"をアピール - 「UULA」でコンテンツ本格参入も(2012年10月9日)
【レポート】2012年夏モデルはすべて「プラチナバンド」対応 - ネットワークNo.1を目指すソフトバンク(2012年5月29日)