27日のニューヨーク市内の様子。まだ天気は大きく乱れていないものの、雲が厚く風が強くなり始めている

米ニューヨーク市で現地時間29日朝に開催が予定されていた米Googleのスペシャルイベントだが米Wiredなどの報道によれば現在米東海岸に接近中の大型ハリケーン「Sandy」の影響を受けて、開催を中止する旨が参加予定者らに伝えられているという。今後のイベント開催日程については不明。なお、同イベントではLG製最新スマートフォンの「Nexus 4」、Samsung製タブレットの「Nexus 10」が発表される予定だったとされている。

ハリケーンSandyは現在米東海岸沖を北西方向に進みつつあり、 29日から30日にかけて米ニューヨーク周辺を直撃するコースをとるとみられている。そのため現在ニューヨークには強風警報や洪水・高波警報が出されており、同期間の不用意な外出を控えるようの通達が行われている。29日はこの期間の只中にあり、交通機関の大きな乱れも予測され、安全をみて中止の決断に至ったようだ。この日は米カリフォルニア州サンフランシスコにおいて、米MicrosoftがWindows Phone 8の発表イベントを開催する予定が事前に告知されており、これにぶつける形でGoogleが日程を合わせてきた経緯があるとみられている。イベントキャンセル後の延期日時や製品発表計画については現時点で不明だ。

なおSlashGearによればBriefMobile がYouTube上に掲載している"Nexus 10"とみられるデバイスのリーク画像において、その新製品の特徴がある程度紹介されているという。SlashGearでは、Nexus 10では2560×1600の高解像度ディスプレイを採用し、1.7GHz駆動のデュアルコアSamsung Exynos 5250と2GB DRAMを搭載するとの話を紹介し、この動画からその一端がみられるとしている。いずれにせよ、去年の同時期には最新のNexusスマートフォンであるGalaxy Nexusが発表されており、タイミング的に新製品が登場するのが同時期である可能性が高いとみられる。 


(記事提供: AndroWire編集部)