米国時間の23日(日本時間24日)のスペシャルイベントで発表され、即日発売となった「MacBook Pro Retinaディスプレイ 13インチモデル」。15インチモデルの登場直後から待望されていた製品だけに、気になる読者は多いだろう。詳細なレビューの前に、まずは外観写真とベンチマークテストの結果を速報としてお届けする。
非Retinaの13インチMacBook Proよりもコンパクトで薄く、そして軽量!
まずは外観をチェック。サイズは、幅で11mm、奥行きで8mm、非Retinaの13インチMacBook Proよりも小さい。とはいえ違いはそれほど大きくなく、この点ではさほどのインパクトは感じない。
重ねてみると違いはわかる。上がRetinaディスプレイ搭載の新製品、下が非Retinaの従来製品。なお、比較の対象にしているのは筆者が愛用しているMacBook Pro(Mid 2010)の13インチモデルなので、筐体こそ同じだがインタフェースなどは現行製品とは異なる |
天板面全体の大きさを比較。手前がRetinaディスプレイ搭載の新製品、下が非Retinaの従来製品だ |
はっきりとした違いを感じるのは、やはりその厚さだ。従来製品の24.1mmに対して、Retina搭載モデルは19mm。キーノートでも強調されていたとおり20%の薄型化ということで、横に並べて比較しなくても「薄くなった」と感じるくらい、明確な差がある。
重量についても同様。手に持ったときの感触としては、MacBook ProというよりMacBook Airという感じだ。カタログ上の数値でも、従来のMacBook Pro 13インチとの重量差は440gで、MacBook Air 13インチとの重量差は270g。どちらと近いかといえば、MacBook Airのほうに近いのだ。
搭載するポート類は15インチモデルと同じ
搭載するポート類は6月に発売された15インチ版のMacBook Pro Retinaディスプレイモデル(レビュー記事)と同じ。左側面にはMagSafe 2コネクタとThuderbolt×2、USB 3.0×1、ヘッドホン出力×1。右側面にはSDXCカードスロットとHDMI出力、USB 3.0×1を装備。15インチモデル同様デュアルマイク搭載となっているので、音声入力・音声認識の精度は向上することが期待できる。なおスピーカーについても、より低音がはっきり伝わるように改善されたものになっているとのことだ。
エアインテークは裏面の左右端、側面に向けてカーブする部分に設けられていた。
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