ヤマハは10月25日、オーバーヘッドタイプのヘッドホン「HPH-PRO500」「HPH-PRO300」を発表した。発売はHPH-PRO500が12月下旬、HPH-PRO300が11月下旬。価格はオープンで、推定市場価格はHPH-PRO500が50,000円前後、HPH-PRO300が30,000円前後となっている。

「HPH-PRO500」

「HPH-PRO300」

いずれも高音質と携帯性を高いレベルで実現するモデル。

HPH-PRO500は、ネオジムマグネット採用の大口径50mmドライバーを搭載する。バックケース部には高剛性のアルミ合金製ハウジングが採用。幅広いレンジのサウンドを実現する。また、インピーダンスは22Ωと低く、ポータブル機器でも十分な音圧を得ることが可能。

イヤーパッドには柔らかいウレタン素材が、ヘッドバンドにはクッション性の高い構造が採用され、長時間のリスニングでも快適に使用できる。また、携帯時に便利な折りたたみ機構を採用。ヘッドバンドのイヤーパッド寄りの部分が折れ曲がるようになっており、さらにイヤーパッドが重なり合うように折りたたみ可能なので、非常にコンパクトな状態となる。

HPH-PRO500の内部構造

折りたたみ時

HPH-PRO300は、40mm径のドライバーを搭載するモデル。こちらもイヤーパッドにウレタン素材が採用されるとともに、ヘッドバンドがクッション性の高い構造となっており、快適な装着感を得られる。また、HPH-500と同様に、イヤーパッドが重なり合うように折りたためる機構も採用。携帯時にコンパクトな状態になる。

2モデルとも、iPhone/iPod/iPadの操作に対応するマイク付きリモコンが付属。HPH-PRO500では、ケーブルが片出しタイプの着脱式となっており、リモコン付きケーブルを外すことも可能となっている。なお、HPH-PRO300ではリモコン、ケーブルともに着脱不可能。

いずれも型式は密閉ダイナミック型で、主な仕様は次の通り。

HPH-PRO500は、ドライバー口径が50mm、インピーダンスが22Ω(1kHz)、出力音圧レベルが105dB(1kHz)、最大入力が1,000mW、再生周波数帯域が20Hz~20kHz、重量が369g(ケーブル含まず)。

HPH-PRO300は、ドライバー口径が40mm、インピーダンスが53Ω(1kHz)、出力音圧レベルが107dB(1kHz)、最大入力が300mW、再生周波数帯域が20Hz~20kHz、重量が200g(ケーブル含まず)。