富士通は19日、個人向けPCの2012年冬モデルの1つとして、タブレットとしてもノートPCとしても利用できる2wayスタイルの新タイプPC「STYLISTIC QH77/J」を発表した。10月26日より提供を開始する。店頭予想価格は16万円強。
本体はWindows 8が動作する11.6型ワイドサイズのタブレット。自宅などではキーボード・ドッキングステーションにセットしノートPCのように利用できる製品。タブレット時の厚さは12.7mm、重量は約850gと手になじむスタイルだ。タブレットは指によるタッチ操作だけでなく、スタイラスペンにも対応。キーボード・ドッキングステーションは各種タブレット製品向けの外付けキーボードとは異なり、通常のノートPCと同じ感覚で利用できるタッチパッドも備えている。
仕様の面でも、第3世代Intel Coreのi5-3427Uと64GBのSSDを搭載しており、一般的な用途には十分なパフォーマンスを発揮する。タブレット側に2つのUSBポート(うち1つはUSB 3.0対応)、ドッキングステーションにも2つのUSB 2.0ポートを搭載し、拡張性も確保。指紋センサーを装備しているので、セキュリティ面でも安心できる。本体に内蔵したスピーカーはDTS Boost対応で、コンパクトな製品ながら迫力のあるサウンドを楽しめる。
また、タブレット側とキーボード・ドッキングステーションの双方にバッテリを内蔵しており、タブレットをドッキングステーションをセットした状態で電源オフ/スタンバイ状態にしておくとドッキングステーションのバッテリからタブレット側のバッテリへの充電が行なえるので、フレキシブルな運用が可能だ。タブレット単体での駆動時間は約4.8時間、キーボード・ドッキングステーションに接続した状態では約10.7時間となる。
主な仕様は、CPUがIntel Core i5-3427U(1.80GHz)、チップセットがMobile Intel QM77 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 4GB(4GBオンボード、交換不可)、ストレージが約64GB SATA SSD、ディスプレイが11.6型ワイドLEDバックライト付TFTカラーLCD(1,366×768ドット、ノングレア/IPS液晶、タッチパネル機能付)、OSがWindows 8 64bit版。
インタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 30×1、USB 2.0 ×1、HDMI出力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ダイレクト・メモリースロット(SDカードスロット)、約92万画素Webカメラ(前面)、約500万画素Webカメラ(背面)など。サイズ・重量は、W302×D195×H12.7mm、約850g。
キーボード・ドッキングステーションには、USB 2.0×2、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、D-Sub出力が備えられている。キーボード・ドッキングステーションに装着した状態でのサイズはW302×D203×H26.1mm、重量は約1.70kgとなる。