たびたび話題に上るiOS/Android向けのMicrosoft Officeだが、2013年3月以降にリリースとなるという話が意外なところから出てきた。The Vergeが伝えるところによれば、Microsoftのプロダクトマネージャーがチェコで開催された報道関係者向けイベントで2013年3月からiOS/Android向けMicrosoft Officeが利用できるようになると語っており、現地ではそれを裏付ける内容のプレスリリースも出されているのだという。
iOS/Android版Microsoft Officeについては、マイナビニュースでもこれまでに何度かその噂をご紹介してきた(2011年11月、2012年5月)。ただ、今回の報道はMicrosoft内部の人物が公に発言したという点でこれまでの報道よりも信憑性が高いといえる。
The Vergeによれば、この発言はMicrosoftのプロダクトマネージャーであるPetr Bobek氏が行ったもので、同国のWebサイトIHNEDが報じている。さらThe Vergeによれば、Microsoftのチェコ現地オフィスから、iOS/AndroidでOfficeが利用できる旨を明記したプレスリリースも出ているという(そこには両OSのほか、Windows PhoneやSymbianの名前も挙げられているとのこと)。このリリースでは、別のところでOffice Web Appsの新しいバージョンに言及しているそうで、だとするとこの記述はiOS/Androidネイティブアプリの存在を示すものだと考えられる。
またそのプレスリリースではOffice 2013のリリーススケジュールについても言及されているとのことで、企業向けには2012年12月から、一般向けには2013年2月からの提供になるとしている。そしてOffice 365およびその他のOffice製品のモバイル製品向け提供は2013年3月以降になると記載されているとのことだ。
ただし、米MicrosoftはCNETに対してこの報道を否定するコメントを出しているとのこと。同社はOffice MobileがWindows Phoneに加えてiOSやAndroidでも動作すると表明しているものの、いまのところそのサポート形態については具体的に明らかにはしていない。