Microsoftは9月27日付けで、Office for Mac 2011のアップデート「Microsoft Office for Mac 2011 14.2.4 更新プログラム」を公開した。このアップデートにより、Retinaディスプレイ搭載MacでのRetina解像度でのレンダリングに対応するほか、Outlookにさまざまな機能追加が行なわれている。
同更新プログラムは、Microsoft AutoUpdateおよび同社Webサイトから入手できる。Webサイトからダウンロードする場合のファイルサイズは135MB。
このアップデートにより、Retinaディスプレイ搭載MacにおけるRetina解像度のレンダリングがサポートされる。MicrosoftではMacBook Pro Retinaディスプレイ搭載モデルの発売直後に、Office for MacではOutlook 2011以外でRetinaディスプレイへの対応予定がないとブログ記事でコメントしていた。
またあわせて、Outlook for Mac 2011で以下のような改善が行なわれている。
- カレンダーのイベント通知をOutlookの全カレンダーに表示
- 新しいメッセージを作成する際のエンコード方法選択が可能に
- 署名のHTML構文をOS X Mountain Lionおよび最新WebKit互換に変更
- 部分的にダウンロードされたメッセージの削除と同一アカウント内での移動が可能に
- クライアント側のルール設定によってメッセージを「このコンピューター上」フォルダーに移動したときにOutlookが終了してしまう問題を修正
- 「ユーザーの選択」ダイアログボックスの検索結果であるエントリを選択しようとしたときに最後のエントリが選択されてしまう問題を修正
- 特定の印刷できない文字を含むメール/カレンダー/連絡先をダウンロードできない問題を解決
- 日付フィルターを使用した検索で正しくない結果が返されることがある問題を解決
- PSTファイルからインポートされたメッセージに影響を受けるOutlookの問題を修正