地図サービスでの問題が指摘されつつも、「旧機種でもレスポンス速度向上が期待できる」という評価もあるiOS 6。だが同バージョンにアップグレードしたユーザーの中には「バッテリの減りが著しく早くなった」と報告する者もおり、落ち着くまでもうしばらくは経過を眺めていたほうがいいかもしれないという意見もある。
同件はMacObserverが報じている。iPhone 4/4SをiOS 6にアップグレードしたユーザーが、以前と比較して著しくバッテリの減りが早くなったというものだ。同サイトがAppleのサポートページを引用して伝えたところによれば、「iPhone 4Sでの1日使用後のバッテリ残量が60%から17%に」「数分単位でバッテリが1%ずつ減っていく」「ものの1時間半でバッテリが半減している」といったコメントが散見されるという。状況が不明で、実際どの程度の割合のユーザーがこうした問題を経験しているのかはわからないが、少なくともこうしたトラブルを経験しているユーザーが一部にはいるということだ。MacRumorsの掲示板でも同様の問題が話題になっているとしている。
このほか、iOS 6とiPhone 5絡みのトラブルでは「Wi-Fiの接続がうまくいかない」といった話が広く知られており、実際発売直後から多数の報告が挙がっている。こうした問題対策は比較的早い時期に行われるとみられるため、iOS 6へのアップグレードを控えていたユーザーは、もうしばらくだけ様子を見ていたほうがいいかもしれない。