ワコムは25日、電気設計用CADソフトウェア「ECAD dio」シリーズの最新版「ECAD dio 2013」を2012年12月より販売開始すると発表した。

「ECAD dio」シリーズは、電気制御やハーネス設計を支える統合型エンジニアリングCADソリューション。今回発表された新バージョンでは、設計段階における正確な図面作成を追求したといい、エラー検知機能を大幅に強化した新設計エンジン「動的回路整合化システム」が新たに搭載される。

「動的回路整合化システム」は、設計情報と部品情報の結合による"自由な操作性"と'正確な図面"の両立を実現するシステムで、設計者が入力した回路情報と部品情報の組み合わせを自動で認識し、不適合を検知した場合には即時にエラーを通知するという。また、部品情報と設計情報が連動しているため、回路図の部品情報を変更すると、関連する外形図や帳票なども自動的に更新されるとのこと。

新シリーズの製品ラインナップには、従来同様の「HARNESS+」「STANDARD」「LITE」に加え、最上位ラインとして同システムを搭載した「ECAD dio 2013 DCX」が新たに用意される。なお、本製品は、10月3日より大阪で開催される専門展「第15回関西設計・製造ソリューション展」の同社ブースにて、先行紹介される予定。