インテルは21日、KCJ GROUPが企画・運営を行う「キッザニア東京」のオフィシャルスポンサーとして、「サッカー スタジアム」パビリオンをオープンした。パビリオン内でサッカーのシュート練習を行い、連続写真を使ってフォーム指導が行われるほか、シュートシーンの映像を記録し、自宅でショートムービーとして楽しめるなどの体験ができる。
「サッカー スタジアム」パビリオンでは、キッザニアに来場した子どもたちが、サッカーのシュート練習を行い、その際のシュートフォームを連続写真として記録したり、シュートの速度を測定したりできる。その結果を基に「診断シート」を作成し、フォームなどについてコーチから指導が受けるられる。
また、シュート練習の際に動画も合わせて撮影し、あたかも大観衆の声援を受けながらゴールを決めているようなショートムービーを作成。診断シートに記載されたURLにアクセスし、専用IDを入力すること作成されたショートムービーを視聴できるほか、ダウンロードして保存することも可能となっている。
ムービーが見られるようになるまでは、数時間ほどかかる。またムービーは10日間サーバに保存される。
![]() |
インテル 代表取締役 吉田和正氏 |
パビリオンのオープンに先立ち行われたオープニング・セレモニーに出席したインテル 代表取締役 吉田和正氏は「子供たちが思いっきりサッカーをプレイして、家に帰ってからもムービーでその興奮を繰り返し体験できる。サッカースタジアムを通じて、子どもたちの可能性や想像力を高め、テクノロジーへの興味も生まれてくるということを期待している」と挨拶した。
パビリオンの目玉であるショートムービーのデザイン、演出は、ファッションデザイナーの山本寛斎氏が率いる「寛斎スーパースタジオ」が担当。
山本氏は「孫とボール遊びをするうちに、テンションが上がった。子どもを育てるうえで愉快な切り口だと思った。一方で家の中にあるPCも、まだ2歳半だというのに相当自由に使っている。そういうところからアイデアが出てきた」とアイデアのきっかけを明かした。
![]() |
山本寛斎氏 |
また、「社会が大きく変革しつつある中、若者たちに指導をする立場になった。そういうときにこういう手伝いができるのは光栄以上の気持ち」と語った。
「キッザニア」は、メキシコで開発された、子ども向けの職業体験施設。3歳から15歳までの子どもを主な対象として、実在する企業が出展したパビリオンで職業・社会体験が行える。「キッザニア東京」は、2006年にオープン。現在60社以上の企業が出展し、90種類以上の職業が体験できる。