「ダイソン・リミテッド」創業者 ジェームズ ダイソン氏

サイクロン掃除機で知られるダイソン・リミテッドは、2011年度(2011年1月から12月)の決算結果で、同年度の売上高が10億ポンド(約1,250億円)を突破し、3億600万ポンド(約450億円)の過去最高利益を記録したと発表。同社ではこの結果を、「積極的な研究開発、好調な輸出、そして新技術の採用によるもの」と分析している。

2011年の大幅な業績向上は、米国と日本における掃除機、およびエアマルチプライアー(扇風機)の堅調な売り上げがけん引。同社は、米国においてタテ型掃除機の金額シェアでトップを誇り、26.6%の金額シェアを占めているという。

さらに同年、世界で5つの新技術を発表。英国外での製品売り上げは2005年の30%から85%超へと拡大しているという。

同社では現在、世界中におよそ4,000人の従業員がいる。最高経営責任者のマックス コンツ氏は、全社で300人、うち新卒をその半分とする採用計画を発表。研究開発への投資も、今後5年間で毎年20%ずつ増やす予定とのこと。

また、中国市場を重要な成長機会と捉え、12年11月1日に同市場へ進出する。