富士通システムズ・ウエストは、顧客のシステム(アプリケーション・データ等)をまるごとリモートバックアップし、緊急時に富士通四国システムセンターの仮想IaaS基盤を利用して復旧する「クラウドリストアサービス」の販売を10月1日より開始すると発表した。

同サービスは、平常時、顧客サイトよりシステムとデータをイメージとしてリモートバックアップし、自然災害をはじめとする様々な緊急事態においては、仮想IaaSを立ち上げ、平常時のリモートバックアップイメージをリストアし、ネットワークを切り替え、顧客の事業継続を実現するサービス。

仮想IaaSによる業務サーバ復旧イメージ

緊急時には仮想IaaSを立ち上げてリストアを行う為、バックアップシステムの常時稼働やバックアップ用サーバの事前準備が不要で、事業継続対応を安価に実現する。また、バックアップした顧客サイトのシステムとデータは、イメージ化している為、緊急時のシステム復旧を早く・正確に実施できる。バックアップするデータは差分のみを転送するため、ネットワーク負荷が低く、ネットワークコストの圧縮を実現する。

さらに、運用設計、稼働テスト支援はもとより顧客サイトへのエージェントソフト導入支援、IT-BCPの訓練サービスまで豊富なオプションメニュー(順次リリース予定)で顧客の事業継続を支援。同社センターではSEが24時間365日常駐しており、緊急時のシステム立ち上げやネットワーク切り替えを助ける。

同サービスの価格は、「クラウドリストアサービス 初期導入サービス」が税別で60万円から。「クラウドリストアサービス 月額基本サービス」が税別で4万8,000円/月から(バックアップ容量500GBまで)。