オリンパスイメージングは8月22日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS SP-820UZ」を発表した。発売は9月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は45,000円前後となっている。

「OLYMPUS STYLUS SP-820UZ」

最大焦点距離896mm(35mmフィルム換算時)の40倍ズームレンズを搭載しており、運動会やスポーツ観戦時などで遠くの被写体を撮るのに最適なモデル。超解像技術による画像劣化を抑えたデジタルズームを利用する際は、最大80倍までのズーミングが可能となっている。望遠時に発生しやすい手ブレ対策としては、CMOSシフト式手ブレ補正機構と高感度撮影を併用する「DUAL IS」を採用。

一方、広角側の焦点距離も22.4mm(同)で、狭い室内で撮影したり、大きな建造物の全体を捉えたりすることも可能だ。

画像処理システムは、最新の「iHSテクノロジー」を採用。同社の一眼カメラ「OLYMPUS PEN」シリーズで築いてきた画像処理エンジン「TruePic V」と、高感度CMOSセンサーにより、高感度、低ノイズ、高速AF、高速起動を実現するほか、夜景や逆光で撮影する場合でも美麗な画質で撮影できる。

画像や動画にフィルター効果を加える「マジックフィルター」は、「ドラマチック」「ランダムタイル」「ポップ」「ピンホール」「フィッシュアイ」「スケッチ」「ウェディング」「ロック」「水彩」「クリスタル」「ミニチュア」「ミラー」の全12種類が利用可能となった(動画撮影時は「ドラマチック」「ランダムタイル」「クリスタル」以外の9種類が利用可能)。そのほか、人物の肌をキレイに補正して撮影できる「ビューティーモード」や、シャッターを押した前の3秒ないし5秒、7秒から押した3秒後までの動画を静止画と同時に記録する「回想フォト」機能などを備えている。

主な仕様は、撮像素子が有効1,400万画素の1/2.3型CMOS、レンズの開放F値がF3.4~F5.7、対応感度がISO80~ISO6400となっている。背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(Eye-Fiカード含む)のほか本体内蔵メモリ(43MB)。動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット/1080pとなっている。

バッテリーは単3形電池×4本を使用する。

サイズはW116.9×D93.2×H78mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で485g。

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