Z77搭載のR.O.G.マザーが満を持して登場

ASUSからは、Z77チップセットを搭載するハイエンド向けの「Maximus V Extreme」「同 Formula」の2モデルが登場、発売が開始されている。どちらも「R.O.G.」シリーズに属する機能てんこ盛りのマザーボードで、フォームファクタはE-ATX。価格は、Extremeが40,000円前後、Formulaが30,000円前後だ。

ついに発売された「Maximus V Extreme」と「同 Formula」

独自の拡張カード「mPCI Express Comboカード」などが付属する

Extremeはオーバークロッカー向けに特化されたモデル。各種ハードウェア情報を画面上にオーバーレイ表示できるアダプタ「OC Key」が付属するほか、温度センサーを接続できる「Subzero Sense」機能、グラフィックスカードとケーブルを接続してGPU電圧などを表示できる「VGA Hotwire」機能等を備える。

Maximus V Extremeの基板。Thunderboltポートも搭載している

「OC Key」が付属。CPUには全く負荷をかけずに利用することができる

一方、Formulaはゲーマー向けに特化されたモデルだ。徹底したノイズ対策を施した高音質オーディオ「SupremeFX IV」機能、優れたスループット性能を持つIntel製のLANチップ、通信中のゲームデータの優先度を上げられる「Game First II」機能などを備えるほか、電源周りには水冷にも対応するクーラーを搭載している。

Maximus V Formulaの基板。電源部のクーラーに水冷用のコネクタが見える

基板をアナログ/デジタルの両エリアに分けるなどして、ノイズを低減した音源

なお、両モデルには、Mini PCI ExpressスロットとmSATAスロットをダブル搭載するオリジナルの拡張カード「mPCI Express Comboカード」が付属。基板上のピンヘッダに刺して利用することが可能で、Mini PCI Expressスロットには標準で無線LAN/Bluetoothコンボカードが搭載されている。

安価なThunderbolt搭載マザーボード

GIGABYTEの「Z77MX-D3H TH」は、マイクロATXマザーボードながら、Thunderboltポートをデュアル搭載したモデル。Thunderbolt対応ディスプレイを使えば、デジタル3画面出力が可能になる。価格は14,000円前後と、Thunderbolt搭載マザーボードとしては最安クラスだ。

GIGABYTEの「Z77MX-D3H TH」。このクラスのマザーにもThunderboltが搭載

グラフィックス出力は、HDMI、DVI、VGA。そのほかThunderbolt×2も備える

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