「Inspiron 15R Special Edition」は、デルの個人向けPCブランド「XPS」と「Inspiron」の位置付けの違いによって、2011年秋モデルの「XPS 15」をベースに「Inspiron」シリーズのハイエンドモデルとして生まれ変わった製品。(参考記事:「Macと似ているといわれるのは本意」 - デルのノートPC「XPS」と「Inspiron」の位置付けと今後の展開を聞く)

Inspironシリーズでは、天板の色を複数から選択できる点がポイントの1つだったが、本製品では対応せずに1色のみの展開となる。

「Inspiron」シリーズのメインストリーム向けモデルである「Inspiron 15R」と比較すると、1,920×1,080のフルHD液晶ディスプレイや、ディスクリートGPUにAMD Radeon HD 7730M 2GBを搭載するなど、グラフィック面での大幅なパワーアップが目に付く。

15.6型のディスプレイは数字以上に大きく感じる

Ultrabookなどで13型や14型のディスプレイを搭載したモデルも多数出てきたが、それらと比べると15.6型ディスプレイは、数字以上に広く感じる。パネルはノングレアだが発色もよく、動画コンテンツなどを視聴している際も映像に引き込まれる。文書作成でもこの広い画面と高解像度は有効に働きそうだ。

本体の左側面。USB 3.0端子が従来機の2から4に倍増した点も、大きな進化ポイントのひとつだ

こちらは右側面。光学ドライブはベーシックモデルではDVDスーパーマルチドライブだが、オプションでブルーレイディスクドライブへのアップグレードも可能

サウンド面でもSkullcandyのステレオスピーカとWaves MaxxAudio 4を搭載し、エンターテインメント性能を向上させている。

本体の底面にスピーカーを搭載している

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