アイ・オー・データ機器は25日、300Mbps(理論値)の転送速度に対応した無線LANルータ「WN-AG300DGR」を発表した。インターネット接続など最低限の設定をスマートフォンだけで行える機能を実装。8月下旬より発売し、価格は9,000円(税別)。

「WN-AG300DGR」

スマートフォンからの基本設定に対応し、インターネットの接続設定だけならスマートフォン上のブラウザで行える。同社のアプリ「Magical Finder」を使えば、ステータスの確認やエコモードの設定なども可能になる。この機能は、今後発売される無線LANルーターにも搭載される予定。スマートフォンと本製品の無線LAN接続には、スマートフォンなどのカメラ機能でQRコードを撮影するだけ設定できるアプリ「QRコネクト」に対応する。

無線LANは、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nと、電波干渉の少ない5GHz帯のIEEE802.11a/nの同時利用に対応。最大転送速度は300Mbps(理論値)。接続機能としてWPSをサポートする。2.4GHz/5GHzともに2本ずつのハイパワーアンテナを搭載(送信×2、受信×2)。セキュリティはWPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP(64/128bit)。推奨無線LAN接続台数は8台。また、USB機器を接続してネットワークで共有できるUSBポート×1基、およびGigabit Ethernet対応有線LANポートとしてWAN側×1基、LAN側×3基を備える。

指定した時間だけネット接続を許可したり、スマートフォンの専用アプリから接続を切断できる「こどもフィルター」を搭載。本体備え付けのボタンでワンタッチで切替できる。「エコモード」では、インターネットに接続しない時間を設定したり、各ランプを消灯する設定によって消費電力を最大約63%節約できるという。

本体サイズは縦置き時で約W127×D93×H195mm、重量は約300g。対応OSはWindows XP(SP3以降)/Vista/7、Mac OS X 10.6以降、Android 2.3以降、iOS 4.3以降。