「デノン」ブランドを展開するディーアンドエムホールディングスは7月23日、ハイコンポ「D-F109」シリーズと「D-M39」シリーズを発表した。ラインナップは、「D-F109」シリーズが、ステレオレシーバー「DRA-F109」、CDプレーヤー「DCD-F109」、ネットワークオーディオプレーヤー「DNP-F109」、スピーカーシステム「SC-F109」となっており、「D-M39」シリーズが、CDレシーバー「RCD-M39」、スピーカーシステム「SC-M39」となっている。
いずれも発売は8月上旬で、希望小売価格はDRA-F109が45,150円、DCD-F109が37,800円、DNP-F109が47,250円、SC-F109が45,150円、RCD-M39が44,940円、SC-M39が18,690円だ。
「F109」シリーズは、幅250mmのサイズに単品コンポーネントのクォリティを凝縮した製品。従来の「ef」シリーズでは、CDプレーヤーとチューナーアンプ、スピーカーシステムの組み合わせだったが、新シリーズではこれにネットワークオーディオプレーヤーが加わることになる。
DRA-F109は、定格出力65W×2(4Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%)のデジタルアンプと、FM/AM 40局プリセットのチューナーをワンボディに納めた製品。入力インタフェースは、アナログ2系統、デジタル3系統(同軸×2/光×1)を装備する。スピーカー端子はバナナプラグに対応した大型ターミナルで、出力回路には同時発表されたスピーカーシステムSC-F109に特性を最適化させる「スピーカーオプティマイズフィルター」が搭載されている。
DCD-F109は、ほぼ「F109」シリーズ専用のCDプレイヤー。リモコンは付属しておらず、操作は基本的に、システムコントロールケーブルで接続したDRA-F109のリモコンで行うことになる。フロントパネルには、iPod/iPhoneやUSBメモリーなどからの音楽再生に対応するUSBポートも装備する。DACは192kHz/24bit。
DNP-F109は、DLNA 1.5/Air Playに対応したネットワークオーディオプレーヤー。MP3/WNA/AAC/WAV/FLAC形式のファイル再生が可能だ。WAV/FLAC形式では、192kHz/24botにまで対応する。インターネットラジオの聴取も可能で、「vTuner」が利用できる。ネットワークは有線だけでなく、Wi-Fiも利用可能(IEEE802.11b/g)。背面パネルには、iPod/iPhoneのダイレクト接続にも対応するUSBポートを装備する。
SC-F109は、φ2.5cmソフトドームツイーターとφ12cmウーファーを採用する2Wayバスレフスピーカー。周波数特性は45Hz~40kHzで、インピーダンスは6Ω、音圧レベルは83dB(1W・1m)だ。キャビネットのサイズは、W165×D234×H245mm。
TCD-M39は、幅210mmのボディにアンプ、CD、FM/AMチューナーを組み込んだセンターユニットと、スピーカーシステムの組み合わせだ。
センターユニットが搭載するアンプは、実用最大出力30W×2(6Ω,JEITA)。入力インタフェースは、光デジタル音声×1、アナログ音声×1、USB×1を装備する。USBポートは、iPod/iPhoneのダイレクト接続に対応する。搭載するDACは192kHz/32bit。CD部分には、ディスクの振動を40%低減する低重心メカニズムを新採用する。
SC-M39は、φ2.5cmソフトドームツイーターとφ12cmウーファーを採用する2Wayバスレフスピーカー。周波数特性は45Hz~40kHzで、インピーダンスは6Ω、音圧レベルは83dB(1W・1m)だ。キャビネットのサイズは、W145×D234×H238mm。