日本HPは7月19日、独自の重複排除技術を採用したバックアップ製品「HP StoreOnceBackup Systemファミリ」のラインアップを拡張する連携重複排除バックアップソリューション「HP StoreOnce Catalyst」を発表し、販売を開始した。価格は315万円。

この製品は、アプリケーションサーバからバックアップサーバ、バックアップアプライアンスまで、3種類の重複排除処理と一元管理を実現する。これにより、今までのように、アプリケーション毎にアプライアンスやバックアップソフトを使い分け、別々に管理する必要はなく、単一のバックアップソフトウェアで、各バックアップソースとターゲットとなる「HP B6200」を統合管理することができる。

製品は、バックアップアプライアンス(HP B6200)がバックアップソフトウェアと連携して動作し、重複排除処理とデータ移動を最適化し、システム上で分散実行する。これにより、毎時最大100TBのバックアップ速度と、毎時最大40TBのデータリカバリ速度を単一システムで実現するという。同社によれば、これは業界最高性能で、同クラスの他社製品に比べ、バックアップ速度は3倍、データリカバリ速度は5倍を達成しているという。

システムイメージ

対応するバックアップアプライアンスは、同社の最上位モデル「HP B6200」で、連携するバックアップソフトウェアは、「HP Data Protector」、「Symantec OST」(NetBackupおよびBackup Exec)。また、HPは「HP StoreOnce Catalyst」用のソフトウェア開発キット(SDK)を公開しており、今後は、サポート対象のバックアップソフトウェアを拡大していく予定。