東芝ホームアプライアンスは7月5日、真空圧力IH保温釜「RC-10VPF」(炊飯容量1.0L)および「RC-18VPF」(炊飯容量1.8L)を発表した。発売は9月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は、RC-10VPFが100,000円前後で、RC-18VPFが105,000円前後。

新開発した「鍛造かまど丸釜」の採用でかまど炊きに近い炊きあがりを実現した真空圧力IH保温釜「RC-10VPF」

RC-10VPFおよびRC-18VPFは「鍛造かまど丸釜」を採用する真空圧力IH保温釜(炊飯器)。鍛造かまど丸釜は、横から見ると、上すぼめたをU字型の形状となっている。また、釜底には、細かな溝を設けた「WAVE加工」を採用。釜の形状とWAVE加工によって、炊飯時には大きな対流が発生する。

かまどの羽釜(左)と「鍛造かまど丸釜」のイメージ(右)

従来モデル同様、「うまみドーム蒸気口」を採用。うまみドーム蒸気口は、蒸気とうまみ成分とを分離させ、蒸気のみを外へ逃がし、うまみ成分は釜内に戻す構造。

0.55~1.2気圧の圧力コントロールと、うまみドーム蒸気口によって、高火力による連続加熱を実現。米のうまみを引き出す。

真空ポンプを搭載しており、炊飯前に水に浸す際には、気圧を下げることで米への吸水性を向上。保温時には、酸素濃度を下げることで、黄ばみや臭いの発生を抑えることが可能だ。

また「密封米パックアタッチメント」と「密封パック」を付属。本体の真空ポンプにチューブを接続して、米を真空パック保存する機構だ。

RC-10VPFは、本体サイズW270×D360×H227mmで重量6.7kg、RC-18VPFは本体サイズW297×D387×H265mmで重量8.4kg。炊飯時の消費電力は、いずれも1,420Wとなっている。