象印マホービンは7月3日、圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」シリーズの最上位機種「NP-ST10」と「NP-SC10」を発表した。NP-ST10は9月11日発売で、NP-SC10は8月21日発売。希望小売価格は、NP-ST10が136,500円で、NP-SC10が115,500円となっている。

15分炊飯の「白米特急」メニューを搭載した「NP-ST10」。「うるおい二重内ぶた」の採用で、炊き上がり加減と、保温時の美味しさ保持も従来以上に進化している

両モデルは、2011年7月に発表された「NP-SS10」「NP-SB10」の後継モデル。NP-ST10は、NP-SS10と同じ「南部鉄器 極め羽釜」モデルで、NP-SC10は「極め羽釜」モデルだ。極め羽釜は、かまど炊きの温度フローを分析し、それを再現すべく開発された形状。羽によって作られた空気断熱層で、内釜の熱を外に逃がさない効果を持つ。南部鉄は、発熱効率と蓄熱性を両立させた素材で、これにより、内釜の中でかまど炊きのような大きな対流を生み出す。

新モデルでは、「うるおい二重内ぶた」を新採用。この内ぶたは、炊飯時のふきこぼれを防ぐ効果があり、高火力をキープしたままの炊飯が可能となった。また保温時には、釜内の水分をキープし、うるおいを保つ効果を持つ。

さらに両モデルとも、「白米特急」メニューを新たに搭載。同メニューは、センサーによるきめ細かな制御を行って高速炊飯を実現するもので、1合の白米を約15分で炊き上げることができる。15分という炊飯時間は、現時点(2012年7月3日現在)での業界最短だという。

炊飯容量はいずれも0.09~1.0Lで、炊飯時の消費電力は1,330W。本体サイズはW29×D42×H22.5cmで、質量は、NP-ST10が8kg、NP-SC10が7kgとなっている。