Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2012年6月のデスクトップブラウザシェアが発表された。ブラウザ別ではFirefoxのみがシェアを戻し、IEおよびChromeはともに後退している。IEはここ1年ほどは52%~55%のシェアをキープしており、Firefoxは20%~22%を維持している。Chromeは昨年よりシェアを着実に増やしてきていたが、ここ数ヵ月は20%の壁を越えることができていない。

2012年6月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年6月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2012年6月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年6月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE 54.02% 微減
2 Firefox 20.06% 微増
3 Chrome 19.08% 微減
4 Safari 4.73% 微増
5 Opera 1.60% 微増
順位 短周期一括型バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE8 26.65% 30ヵ月連続1位。微減
2 Chrome+ 19.08% 微減
3 Firefox 4+ 17.99% 微増
4 IE9 17.96% 上昇傾向
5 IE6 5.92% 下落傾向
6 Safari 5.x 4.16% 微減
7 IE7 3.10% 下落傾向
8 Firefox 3.x 1.95% 下落傾向
9 Opera+ 1.60% 微増

IEのバージョン別では、IE9のシェア拡大とIE7およびIE6のシェア下落が進んでおり、順調にバージョン移行が行われていることが見てとれる。IE9はここ数ヵ月シェアの伸びが鈍化しているが、Chrome+やFirefox4+のシェアが伸び悩んでいることから、今後これらブラウザとの順位の変動がみられるかもしれない。IE8は若干シェアを落としているが、30ヵ月連続でシェア1位となった。

Firefoxはブラウザ別でもバージョン別でもシェアを回復させている。Firefox 4+のシェアを維持しつつFirefox 3.xのシェアが下がっていることから、こちらもバージョン移行が順調に進んでいると考えられる。Firefoxに関しては、6月中旬にAdobe Flash Playerの問題が世界レベルで発生したことから、7月のブラウザシェアにこの問題の影響が見られるかもしれない。