ネットプロテクションズは6月15日、「インターネットショッピングに関する動向調査2012」の結果を公開した。同調査は20代以上の2064名を対象に、4月3日~16日に実施されたもの。

発表内容によると、「インターネットショッピングで普段利用している決済方法」をたずねた質問では、クレジットカードを挙げた人が70.9%と最も多く、2位は代引きで10.5%、3位はコンビニや銀行などでの後払いで8.6%となっている。また、「最も利用したい決済方法」については、1位がクレジットカードで64.6%、2位が後払いで18.9%、3位が代引きで8.4%という結果。後払いを希望する人が利用率に比べて10%以上多く、同社は「インターネットショッピングにおいては、後払いの普及がまだ十分でない」と見ている。

普段利用している決済方法は何ですか?

本当は利用したい決済方法は何ですか?

利用したい決済方法としてクレジットカードおよび代引きを挙げた人にその理由をたずねた質問では、「支払いの手間がかからないから」という意見が最も多くなっている。後払いを挙げた人は「商品を確かめてから支払ったほうが安心だから」と考えている人が多く、インターネットショッピングでは、決済の利便性と安心感が重要視されていることがうかがえる。

「利用したい決済方法」の回答理由

また、利用したいと思う支払い方法がない場合の対応として、73.7%の人が「他のサイトで購入する」もしくは「購入をやめる」と答えている。この結果から同社は、「ニーズが高いクレジットカード / 後払い / 代引きのいずれかを導入していないEC事業者は顧客を取りこぼしていると考えられる」としている。

希望する決済方法がなかったら?