パナソニック システムネットワークスは、ADF付A4ドキュメントスキャナ「KV-S1045CN」の後継機種として、読み取り速度の高速化と画像処理機能を充実させた新モデル「KV-S1065CNおよび「KV-S1046CN」を7月2日より発売すると発表した。

「KV-S1065CN」

「KV-S1065CN」は1分間に60枚(両面120面)、「KV-S1046CN」は1分間に45枚(両面90面)のスキャンが可能で、KV-S1065CNは138,600円、KV-S1046CNは113,400円。

新製品は、従来機と同様、エンボス加工されたプラスチックカードも読み取ることができ、紙原稿とプラスチックカードが混在している場合でも一度に読み取ることができる。

今回、原稿搬送路や読み取り部の機構の改善により、従来の半分の薄さの20g/平方メートルの薄紙や、付箋付きの原稿や複写伝票のような糊綴じ原稿の読み取りにも対応した。これらの改善により、厚さや形態の異なるより幅広い種類の原稿の読み取りに対応することができるようになった。また、長さ2,540mmまでの長尺原稿の読み取りにも対応し、連続帳票や心電図などのロングペーパーの読み取りにも利用できる。

さらに、従来機種にも搭載している、読み取り時に自動的に原稿の方向を検知し、補正する「原稿方向補正機能」や「白黒/カラー自動判別機能」、「空白ページスキップ機能」の機能加えて、今回、角が折れている原稿を認識する「角折れ検知」や、原稿の地色や文字濃度の異なる原稿が混在していても、原稿に応じて明るさやコントラストを自動的に補正する「自動明るさ補正」のほか、文字や線のエッジを強調してくっきりと表示させ、その他の部分は滑らかな画像に補正する「自動画質補正」を新たに追加している。

そのほか、各種部品の見直しや設計改善によって、低消費電力化を実現。従来機種(KV-S1045CN)と比較して、読み取り時は30%減の25W、レディ時は65%減の8W、省電力モード時は81%減の1Wを実現した。

出力解像度は100~600dpi、原稿トレイ容量は最大約75枚、インタフェースはUSB 2.0。外形寸法はW317×D209×H196mmで、重量は約4kg。